2024年10月18日金曜日

石坂洋次郎原作「水で書かれた物語」

 

石坂洋次郎原作「水で書かれた物語」


映画化された、石坂洋次郎の小説「水で書かれた物語」を観ました。

私が15歳の時の映画です。


妻と俺とは兄弟なのだろうか?複雑な近親相姦や異母兄妹を描いた文芸物の異色大作。

監督は吉田喜重、撮影は鈴木達夫、独特のカメラワークがすごく良かったです。

画像に思わず引き込まれる邦画でした。


往年の、岡田茉莉子、入川保則、岸田森、山形勲、浅丘ルリ子等、俳優たちも非常に良かったです。

岡田茉莉子は、やはりすごい俳優ですね。独特な雰囲気を持っています。



鑑賞後画像作成


石坂洋次郎原作「水で書かれた物語」鑑賞後画像




■石坂洋次郎原作「水で書かれた物語」

●映画COMより転記

石坂洋次郎の同名小説を「ちんころ海女っこ」の石堂淑朗と高良留美子、「日本脱出」の吉田喜重が共同で脚色、吉田喜重が監督した文芸もの。撮影は鈴木達夫。

1965年製作/109分/日本
配給:日活
劇場公開日:1965年11月23日


●スタッフ・キャスト
監督:吉田喜重
脚色:石堂淑朗 高良留美子 吉田喜重
原作:石坂洋次郎
撮影:鈴木達夫
松谷静香:岡田茉莉子
松谷静雄:入川保則
松谷高雄:岸田森
橋本伝蔵:山形勲
橋本ゆみ子:浅丘ルリ子
橋本光枝:益田愛子


石坂洋次郎原作「水で書かれた物語」



●日活より転記

松谷静雄は二十七才。大学を卒業し、銀行に勤める平凡なサラリーマンだ。母と二人、気儘な生活を送っているようだが、静雄はどこか普通の男と違っていた。少年時代から孤独で内向的な性格だったが、それは彼だけの責任とは言い切れなかった。静雄には、今も若く美しい母・静香にまつわる忌わしい秘密の苦い記憶があった。静香と死んだ父・高雄との結婚は不幸だった。肺を患った父は病院暮らしが長く、十七歳で嫁いだ母は、琴曲の師匠として生活を支えていた。静雄は、子供心にも自分の家庭が普通とは違うことに気づいていたが、橋本伝蔵の存在を知ったときにハッキリした。彼は町の有力者で、静雄を銀行に入社させたのも伝蔵の力、いま住んでいる家も伝蔵の持ち物だ。父の死後、母子二人が無事に過ごせたのは、伝蔵の援助があったからだった。この松谷家と伝蔵の関係が、噂にならないわけがない。静雄は子供心にも病身の父を憐み、伝蔵を憎んでいたが、美しい母を憎むことは出来なかった。かえって、そういう母であればこそ静雄は好きだった。ある日、伝蔵が娘・ゆみ子との結婚をすすめてきた。子供の頃から遊び友達であった彼女が、以前から静雄を愛しているらしいのは分かっていたし、彼自身もゆみ子が好きだった。しかし、静雄は二人が決して結婚できないことを知っていた。

石坂洋次郎の同名小説を映画化。近親相姦や異母兄妹といったテーマを、スタイリッシュな映像の中に描き出す。平凡なサラリーマンである松谷静雄は、美しい母との二人暮らし。病弱な父は入院がちで家を空けることが多い。母は町の権力者である橋本伝蔵と不倫関係にあるが、静雄は母を憎むことができない。静雄は伝蔵と母から、伝蔵の娘ゆみ子との結婚を勧められる。しかし静雄は、ゆみ子と自分が異母兄妹なのではないかと思い始めていた。




石坂洋次郎原作「水で書かれた物語」


いい映画でした。








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