小津安二郎作「東京物語」
小津安二郎の代表作「東京物語」を観ました。
私が3歳の時の映画ですが、
独特の撮り方も、背景も、親子関係と人間の孤独感、死生観のテーマも、今の時代でも十分通用する内容でした。
今は亡き俳優たちもよかったです。
鑑賞後画像作成
小津安二郎の代表作「東京物語」 鑑賞後画像 |
2023年に、神奈川近代文学館で、生誕120年・没後60年の「小津安二郎展」を見て以来、「東京物語」は観てみたいと思っていましたが、非常に良かったです。やはり日本を代表するすごい監督でした。
2023年、神奈川近代文学館の、生誕120年・没後60年の「小津安二郎展」 |
生誕120年・没後60年の「小津安二郎展」パンフレット |
これから、その他の作品も順次みてみたいと思っています。
鑑賞後画像も作成していきます。
■東京物語
●映画COMより転記
名匠・小津安二郎の代表作で、東京で暮らす子どもたちを訪ねた老夫婦の姿を通し、戦後日本における家族関係の変化を描いた不朽の名作。ローポジションやカメラの固定といった“小津調”と形容される独自の技法で、親子の関係を丁寧に描き出す。
●映画ナタリーより転記
黒澤明、溝口健二とともに日本を代表する映画作家・小津安二郎の代表作といえばこの「東京物語」につきるだろう。小津がサイレント期から描き続けてきた親子関係のテーマの集大成ともいえる作品である。地方から老いた夫婦が上京し、成人した子供たちの家を訪ねる。子供たちははじめは歓迎するが、やがて両親がじゃまになって熱海に行かせたりして厄介ばらい。戦死した息子のアパート住まいの未亡人だけが親身になって面倒をみてくれるという皮肉。やがて老夫婦は田舎に帰るが、その直後、妻は急死してしまう。一人残された老人は、静かに海を見つめて……。戦後の日本における家族生活の崩壊を描いた、と監督本人が語るこの作品は、人間の孤独感、死生観といったテーマまでをも取り込み、味わい深い作品となった。志賀直哉を深く愛した小津監督は、『暗夜行路』にちなんで尾道市をラスト・シークエンスの舞台に選んだが、その尾道の寂れて、どこか温かい風景が、この厳しいテーマを繊細に包み込み、忘れることのできない画面を生み出した。
●情報提供:ぴあより転記
■1953年製作/135分/日本
配給:松竹
監督:小津安二郎
キャスト:
平山周吉:笠智衆
平山とみ:東山千栄子
次男の妻:紀子:原節子
長女・金子志げ:杉村春子
長男・幸一:山村聰
文子:三宅邦子
京子:香川京子
沼田三平:東野英治郎
金子庫造:中村伸郎
平山敬三:大坂志郎
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