私が気に入ったFBコラムから学んだこと
日本人の心
岩崎駿介氏
日本人は、宗教としてではなく、無意識のうちにも「すべてのものに<神>は宿る」と考えている。命あるものに敬意を払い、生きものの「気」を生かして、「旬」を楽しむ。神様を、宗教的なものとは考えず、もっと日常的な身近な存在なのだ。
まったくその通りですね。
この日本人の心は非常に大事と思います。
2025/05/15
![]() |
日本の建築家、都市デザイナー、NGO活動家 岩崎駿介氏 |
■ 岩崎駿介 FB投稿 日本人の心 250511
日本人の心・・・The Japanese mind!
僕の予想では、これから恐ろしいほどの海外からの観光客が日本にやってくると思う。それは、西欧文明そのものが行き詰まりを迎えているからである。僕はこの地球上において戦争のない「平和」と、地球環境を破壊しない「心」が必要と思うが、島国という限定された空間の日本という地域は、その意味で先進的役割を担う可能性が大きいと思う。
アメリカ在住のユダヤ人女優:ナタリー・ポートマン(43歳)は、高校生の時、短期間の日本留学を果たし、日本文化について秀逸な観察をしている。そのいくつかを紹介すると・・・日本人は、宗教としてではなく、無意識のうちにも「すべてのものに<神>は宿る」と考えている。命あるものに敬意を払い、生きものの「気」を生かして、「旬」を楽しむ。神様を、宗教的なものとは考えず、もっと日常的な身近な存在なのだ。生き物には、上下という感覚がなく、みな平等である。言い換えれば、神は絶対的なものではなく、自分の心にも宿っていると考え、自分自身が変わることで、自分自身が進化し得ると考えている。初詣は神社で、結婚式は教会で、そして葬式はお寺でという習慣は、宗教という閉鎖的な考えではなく、多様性と寛容な心の表れでもあるのだ。
そして、この日本人の感性は、アメリカ先住民の心とも一致し、アメリカ先住は次のように言う・・・平和は、私たちが私たちと宇宙(神)との関係をよく理解し、宇宙(神)と一つなのだと理解したとき、私たちの心にやってくる。その宇宙(神)の中心には、偉大な心があり、その中心とは実際、世界の至るところ、つまり私たち一人一人の心を意味していると分かった時、平和は自ずとやってくるのだ。
ここでいう宇宙とは、神と同意語であり、僕の理解では、この日本とアメリカ先住民との二つ心は、新しい文明を生み出す原動力である。