2023年5月30日火曜日

ガスパッチョそうめん

 ■作家 曾野綾子氏の助言

老年になれば、妻と死別したり、妻が急に入院したりする可能性が出てくる。そのために、簡単な掃除、洗濯、料理ぐらいができない男というのも、賢い生き方とは言えない。


酒の肴づくり

ガスパッチョそうめん


「ガスパッチョそうめん」・・ガスパッチョは、スペイン・アンダルシア地方の飲む野菜サラダのことだそうです。


ガスパッチョそうめん


この作り方のソーメンは、特にお美味しいですね。








2023年5月29日月曜日

人間の分際 曽野綾子著

 本を読んだ後に、読後画像を制作しています。


人間の分際 曾野綾子著

その考え方や、生き方が、好きな作家です。





人間はその分際(身の程)を心得ない限り、決して幸福には暮らせない

■人間には持って生まれた器がある
■深く悩まない・・・人の評価と自分の思いは絶えず違う。
■「やればできる」というのは、とんでもない思い上がり
■他人の心の中を裁くことは、人間の分際を超えている。・・思想の自由・個人の尊厳を侵す暴力だ。
■無理をするとおかしくなる
■人生は能力ではなく気力で決まる。
■うまく行かない時は「別の道を行く運命だ」と考える。最善ではなく次善で。
■人間は常にどこかで最悪のことが起こるかもしれないという覚悟をしておくべきだ。
■辛い時は、逃げる姿勢と、問題にぶつかる勇気と、両方がないと自然に生きられない。
■姑息ということは「いっとき息をつくこと」・・すぐに答えを出さないのも知恵。

身の程をわきまえて、しっかり生きたいと思います。



作家 曾野綾子氏

曽野 綾子(その あやこ、1931年(昭和6年)9月17日 - )は、日本の作家。「曾野」表記もある。本名は三浦知壽子。旧姓、町田。夫は三浦朱門。カトリック教徒で、洗礼名はマリア・エリザベト。聖心女子大学文学部英文科卒業。『遠来の客たち』が芥川賞候補に挙げられ、出世作となった。以後、宗教、社会問題などをテーマに幅広く執筆活動を展開。エッセイ『誰のために愛するか』はじめベストセラーは数多い。近年は生き方や老い方をテーマとしたエッセイが多く、人気を集めている。保守的論者としても知られる。大学の後輩である上皇后美智子とは親交が深く、三浦の生前から夫婦ぐるみで親しかった。上皇后(天皇)夫妻が葉山で静養する折、夫妻で三浦半島の曽野の別荘を訪問することも多い。日本財団会長、日本郵政取締役を務めた。日本芸術院会員。文化功労者。








2023年5月28日日曜日

JAZZピアニスト「Horace Silver」面構(つらがまえ)


オートシェイプ画は、Excelで面と線の積み重ねで描くイラストです。なかなか面白い絵が描けます。 主に、猫・JAZZミュージシャン・POPミュージシャン・野鳥・花・人物・ポスター画等のオートシェイプ画を制作しています。


JAZZピアニスト「Horace Silver」面構(つらがまえ)


片岡球子さん曰く、面構とは「自分が感じた人物像」を絵にするということです。現実に忠実でなくてよいとのこと。
前に描いたものをベースに描いています。



JAZZピアニスト「Horace Silver」面構(つらがまえ)



Horace Silver(ホレス・シルヴァー) Jazzピアニスト。ファンキー・ジャズの代表的アーティストで、ハード・バップの発展に寄与したそうです。弾き方が何ともいい。2014年没。










2023年5月15日月曜日

港の見える丘公園

 

港の見える丘公園

先日行ってきた「港の見える丘公園」の建物と風景です。


何度となく訪れましたが、いつも変わらずいい感じで残っていました。

アメリカ山公園、横浜外国人墓地資料館、旧フランス領事館跡地、旧イギリス総領事公邸、大佛次郎記念館、山手111番館、神奈川近代文学館。

落ち着いた景観が好きな場所です。



アメリカ山公園


横浜外国人墓地資料館


フランス山地区 愛の母子像


旧フランス領事館跡地 多翼型風車


旧フランス領事館跡地 多翼型風車


旧イギリス総領事公邸


旧イギリス総領事公邸


大佛次郎記念館


大佛次郎記念館


大佛次郎記念館 猫像


大佛次郎記念館


山手111番館


神奈川近代文学館


神奈川近代文学館


神奈川近代文学館


神奈川近代文学館前の霧笛橋


港の見える丘公園展望台


港の見える丘公園からベイブリッジを見る


港の見える丘公園からベイブリッジを見る


港の見える丘公園内









2023年5月14日日曜日

最高の「連続大河エッセー」十字路が見える

 

私が気に入った新聞コラム・本ナビ


『完全版 十字路が見える』(全4巻)北方謙三著

最高の「連続大河エッセー」 学習院大教授、中条省平氏


『完全版 十字路が見える』(全4巻)


開高健以来、日本文学の得た最高のエッセー集の紹介コラムです。

紹介者は、学習院大教授、中条省平氏

映画評論家もやられている、近現代の日本文学・ジャズ・映画・漫画などにも造詣が深い、フランス文学者の視点でみた紹介です。

北方謙三氏の連続大河エッセー、読んでみたい本ですね。これからじっくり読みます。


作家 北方謙三氏


『完全版 十字路が見える』(全4巻)北方謙三著 中条省平
最高の「連続大河エッセー」

ここ3カ月、1日数編までと定めて、極上の美酒を舐(な)めるように、この4巻のエッセー集を読んできた。最終巻が終わって、いいようのない空虚さに襲われている。人生の兄貴と仰いだ人が、いきなりふいと姿を消してしまったような、それは深い喪失感なのだ。

『十字路が見える』は、開高健以来、日本文学の得た最高のエッセー集だと私は信じている。

北方謙三という稀有(けう)の個性が、その天職である小説的虚構を脇に置いて、自分の人生の過去と現在をじかに語っているのだ。

まずは散歩の話題から始まる。日常の息抜きの話だ。ところがこれがすでにスリリングな深みを湛(たた)えている。同行する犬という友へのまなざし。柔道の試合で投げ飛ばされた50年前のトラウマの記憶。老いを迎えた現在の肉体への意識。

そして、いきなりくり出される「君」という読者への語りかけ。この「君」にがつんとやられた。読者はまるで自分だけに北方謙三が人生の秘奥を語ってくれているように思えてしまうのである。

この連続大河エッセーを書いたとき、作者は66歳から74歳だった。読者の私は7歳下。見事にはまってしまった。

それにしても、ここにくり広げられる話題の豊かさはどうだろう。世界各地の旅や、三浦半島の海辺に基地をもち、そこから船を出すトローリングや深海釣り、そして、釣った獲物をあらゆる技を用いて食らう話。外車も暴走させる。さらに、ナイフを研ぎ、パイプを作り、万年筆に凝る話などは、開高健の塁を摩する。いや、開高流の美文で装わないぶん、散文本来の剛直な力強さにしびれる。


病気やけが、毒に居合抜きに喧嘩(けんか)の話も凄まじい。

人物描写も多彩で、大沢新宿鮫(在昌)など絶妙の喜劇的脇役だし、宍戸錠を語った1章は最上の肖像画として残る。人の死をこんなにさらりと語って、余韻嫋々(じょうじょう)の書物も稀(まれ)である。


学習院大教授 中条省平氏

中条 省平(ちゅうじょう しょうへい、1954年11月23日 - )は、日本のフランス文学者、映画評論家・研究者。学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授・同大学院人文科学研究科身体表象文化学専攻教授(兼任)。研究分野は19世紀のフランス小説(特に暗黒文学)だが、近現代の日本文学・ジャズ・映画・漫画などに造詣が深く、其々の研究・評論活動にも携わる。








2023年5月13日土曜日

若人に期待する100年後の日本

 

最近、新聞コラムで学んだこと

若人に期待する100年後の日本 

裏千家前家元・千玄室


茶道の精神は奥が深いですね。
「国を守る」ということを、若い人たちが持つことは非常に大事だと感じました。


兜(かぶと)門前でたたずむ(渡辺恭晃撮影)


話の肖像画
裏千家前家元・千玄室 
若人に期待する100年後の日本


《人生100年、6歳で始めた茶の道はなんと94年。大正、昭和、平成、令和と4つの時代を生きてきた。そんな茶人にこれからを聞いた》


孫が5人いまして、今はひ孫も5人になりました。若い人たちは、自由でいい世の中に座ってくれていると思います。けれども、まずは人それぞれが自分の100年ではなく、100年後の人たちがどう生きるのかということを考えないといけないと思います。

ところが日本という国が、そして日本人が、昔のように一つの厳しい道筋というものを持っていないと感じます。昔の政治家や経済人はすごかった。なんでもない人でも、日本人はみな「腹」をね(ポン、と自分の腹を打って)、持っていたものです。今はそれがない。政治は党利党略ばかりです。尖閣諸島が取られたら、台湾が攻められたらどうするのでしょう。外交政策も頼りないし、そもそも今の日本人は、考えが甘いのです。これで今の日本を守っていけるのでしょうか。危機感を持って、国民全体で考えねばなりません。

「国を守る」というのは、戦争を肯定しているわけではありません。国民の命や財産を守るということです。私は戦争経験者ですから戦争には反対です。ただ、「平和、平和」といっても、平和がやってきてくれるわけではありません。現に今、世界のあちこちで戦争や紛争が起きています。

若い人たちには分別のある自分自身というものを創ってほしいと思います。情報があふれる今の社会で、人に流されるのではなく、自分の価値観を持ってほしいのです。私たちの時代は自分で自分の価値観を作ったものでした。本を読み、人の話を聞き、そして自分で考える。親や周囲の人に感謝することも大切です。ありがたいという気持ちが大事なのです。


《生かされていることの大切さ、尊さを思う》

生きているということはすばらしいことです。師である後藤瑞巌(ずいがん)老師から「いまここにあんたが生きているということは、あんただけ一人いるということではない」と言われたことがあります。ご先祖様や両親、何万という仏様がいるのだから「日々、『ああ、ありがたい、もったいない』と思って暮らしなさいよ」とおっしゃいました。生きているということは、多くの人に、動物や植物にも生かされているということなのです。

大徳寺に参禅して約1年、僧堂を去る日も近づいた頃のことです。ある公案を授けられました。公案とは師から与えられる問題で、答えを導き出すことで悟りを得ようとするものです。

一言「破草鞋(はそうあい)」とおっしゃった。さて、ハソウアイとは何か? さっぱりわかりません。ようやく破れた草鞋(わらじ)だと思い当たり、勇んで「やぶれわらじなし」と申しますと、「馬鹿(ばか)!」と一喝されました。結局、分からないまま僧堂を去りました。

それから十数年後、托鉢(たくはつ)僧が来られ、玄関でお茶をお出ししたときのことでした。ふと足元を見ると草鞋が擦り切れています。そこで、ようやくわかったのでした。私は草鞋にとらわれていたことに気づいたのです。「破草鞋」とは「草鞋を忘れる」、つまり「無」であることを悟ったのでした。

一つのことに固執していては悟ることはできないのです。茶道の構えも無です。究めた先には何もない、「無」あるのみです。この年になって私も草鞋を履いていたことを忘れました。

この先、さて、何があるでしょうか。今も私は日々の新たな発見を、感動を楽しみにしています。許される限り、やはり「一盌(わん)」をもって茶道の精神を伝え続けたいと思います。(聞き手 山上直子)



裏千家前家元・千玄室氏

千 玄室(せん げんしつ、1923年(大正12年)4月19日 - )は、茶道裏千家前家元15代汎叟宗室。斎号は鵬雲斎。若宗匠時代は宗興。現在は大宗匠・千玄室と称する。「玄室」の名は、裏千家4代目の仙叟宗室が宗室襲名前に玄室と名乗っており、これに因んで12代直叟宗室が隠居した際に玄室を名乗ったことに由来する[要出典]。本名は千 政興。京都大学大学院特任教授・大阪大学大学院客員教授として、伝統芸術研究領域における指導に当たるほか、外務省参与(2019年3月31日まで)、ユネスコ親善大使、日本・国連親善大使、日本国際連合協会会長、日本オリンピック委員会名誉委員、日本会議代表委員、日本馬術連盟会長、京都サンガF.C.取締役などを務めている。








2023年5月12日金曜日

四季の花と野鳥の撮影を卒業しました

 

四季の花と野鳥の撮影を卒業しました

2016年から始めた、「四季の花と野鳥」の写真撮影を4月30日で卒業しました。

撮影をはじめて7年間、めちゃくちゃ楽しかったです。



豚菜


7年間の撮影の作品を、四季の花と野鳥としてHP上に残せたのは非常に良かったと思っています。

しかし、横浜も野花や野鳥がだんだん少なくなって残念ですね。

鎌倉寺社探訪の写真撮影はこれからも継続していきます。


紫露草


ヒメウラナミジャノメ蝶


ヒヨドリ


最期に撮った、豚菜、紫露草、ヒメウラナミジャノメ蝶、ヒヨドリです。








2023年5月11日木曜日

小津安二郎展


生誕120年、没後60年の「小津安二郎展」を観に行ってきました。


私の好きな建物「神奈川近代文学館」での開催です。


神奈川近代文学館


日本を代表する映画監督小津安二郎の、映画に対する取り組みの数々が展示されていました。

興味があったのは、ポスター、台本の挿絵、知らない映画群、当時の俳優・女優さん等々。

非常に面白かったです。


小津安二郎展


小津安二郎展の本とパンフ

久しぶりに山手に行って、古い建物にも接し、有意義な時間でした。


横浜外国人墓地資料館



旧イギリス総領事公邸



大佛次郎記念館


でも、3年間のコロナでのブランクで、体力がずいぶん落ちていました。これから取り戻します。


旧フランス領事館跡地多翼型風車


帰りに寄った横浜元町は、大学時代には輝いて見えたけど、今は少し寂れてくすんでいました。時代の流れですね。








2023年5月1日月曜日

制作活動をリセットしました

 

現状の趣味の活動が時間的に行き詰まっていると感じ、

この状況を切り替えるために、いったんすべての制作活動をリセットすることにしました。


初期の制作活動の骨子に戻り、今後のHP制作活動は、

■鎌倉寺社探訪の雑記帳、■オートシェイプ画ギャラリーの2本に集約することにしました。

その2本の制作の中で、■鎌倉寺社探訪、■読書のまとめ、■近現代史記事紹介、■四季月記雑記、■オートシェイプ画制作、等の活動を行っていくことにします。合間にJAZZ・海外ドラマ・音楽鑑賞は継続したいと思っています。


今回のリセットにより、■四季の花だより&余白の時、■オートシェイプ画(AI)、■ブログ帷子川の日々、■Wix・HPの4本は、思い切って休止としました。

また、SNSの投稿活動も当分休止することにしました。


四季の花だより&余白の時 小鷺 2016/01/02撮影

やはり無理をせず余裕をもって活動しないと、どこかに歪みがきてしまいますね。

これでだいぶ楽になりました。たまにはリセットも必要ですね。

本日から、溜まっている読書と、オートシェイプ画イラスト制作に注力します。

また、余裕ができたら、帷子川の日々のブログも再開したいと思っています。






ハービーハンコック ポスター画

オートシェイプ画は、Excelで面と線の積み重ねで描くイラストです。なかなか面白い絵が描けます。 主に、猫・JAZZミュージシャン・POPミュージシャン・野鳥・花・人物・ポスター画等のオートシェイプ画を制作しています。 JAZZピアノ奏者 「Herbie Hncock」ポスター画...