2025年9月15日月曜日

孤独のすすめ 五木寛之著

 

本を読んだ後に、読後画像を制作しています。


孤独のすすめ 

五木寛之著


2025/07/30読了


「遊行期」の、林さえも離れ、定住地を持たずに、無一文になって放浪し、天命に委ねよ。

これからの残りの人生には非常に大事な言葉だと感じています。

「ガラクタも捨てなくていい。音楽も、回想の憑代となる」もいい言葉です。



孤独のすすめ 五木寛之著


人は年をとると、孤独という自由を手に入れる。

人生は、青春、朱夏、白秋、玄冬と、四つの季節が巡っていくのが自然の摂理です。


●「春愁」という感覚・・おだやかに、ごく自然に現実を認め、愁いをしみじみと味わう。


●「孤独」を楽しむ・・人生後半期のすごく充実した生き方。

「前向きに」の呪縛を捨てる・・回想は誰にも迷惑をかけない。


●「老い」とは「諦める」ということ・・明らかに究める。

人生四つの季節・・青春、朱夏、白秋、玄冬。自分がどこにいるのか。

「老人になっても、他人に頼らずに生きる」・・「自立した生き方」


●古代インドの概念・・

「学生期」・・青少年の時代、心身を鍛え、学習し、生きるために必要なさまざまな経験を積む。

「家住期」・・社会に出て働き、結婚し、家庭を作って子供を育てる。

「林住期」・・実社会からリタイアし、家も家族も捨てて、文字通り、独り林に住む。50歳から75歳。人生の黄金期。きちんと自立して、自分の好きな道を行ってよい時期。

「遊行期」・・林さえも離れ、定住地を持たずに、無一文になって放浪し、天命に委ねよ。


●宗教というものは人間から始まる・・日本の文化や思想・神仏混合。


●欧米を中心とした近代文明・・徹底したキリスト教文化・・アメリカは「神国アメリカ」。


●これからの世界で必要なのは、日本の仏教の中で言われる「草木国土悉皆成仏」・・木にも草にも山にも岩にも命があり、仏性という尊いものが潜んでいる。自分の信ずる神はひとつだけれど、ほかの神の存在も認める。明治以来、もっとも遅れているとされた多神教な思想こそ、日本が今後世界にできる思想です。


●ガラクタも捨てなくていい。音楽も、回想の憑代となる。



日本の小説家・随筆家 五木 寛之氏 

五木 寛之(いつき ひろゆき、1932年〈昭和7年〉9月30日 - )は、日本の小説家・随筆家。福岡県出身。旧姓は松延(まつのぶ)。日本芸術院会員。少年期に朝鮮半島から引揚げ、早稲田大学露文科中退。作詞家を経て『さらばモスクワ愚連隊』でデビュー。『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞受賞。反体制的な主人公の放浪的な生き方(デラシネ)や現代に生きる青年のニヒリズムを描いて、若者を中心に幅広い層にブームを巻き起こした。その後も『青春の門』をはじめベストセラーを多数発表。1990年代以降は『大河の一滴』など仏教、特に浄土思想に関心を寄せた著作も多い。



■要約についての感想

Gemini要約を試してみましたが、

自分の要約と、Gemini要約では、かなり違うことが分かりました。

やはり、自分が感じた要約の方が、いいと思いました。

しかし、読むのがつらい積読本には、Gemini要約は最適だと感じました。






0 件のコメント:

コメントを投稿

孤独のすすめ 五木寛之著

  本を読んだ後に、読後画像を制作しています。 孤独のすすめ  五木寛之著 2025/07/30読了 「遊行期」の、林さえも離れ、定住地を持たずに、無一文になって放浪し、天命に委ねよ。 これからの残りの人生には非常に大事な言葉だと感じています。 「ガラクタも捨てなくていい。音楽も...