2024年12月24日火曜日

百歳人生を生きるヒント 五木寛之著


本を読んだ後に、読後画像を制作しています。


百歳人生を生きるヒント 

五木寛之著

2018/02/20読了 


七十代の黄金期、八十代の自分ファースト期、では何をするべきか?を的確にアドバイスしてくれる本でした。

自分が本当に自由で居心地のよい小さな場所を、毎日確保することは大事ですね。

また新しいことにチャレンジすることも大事。

「神社仏閣・寺巡り」・・そこは古来、よい気が流れる、いやしろ地なのだから・・という言葉もいいですね。

本当にいい本でした。

 


百歳人生を生きるヒント 五木寛之著



●百歳人生を生きるヒント 五木寛之著


古代インドの人生観と、中国の人生観・陰陽五行説

①学習期・・0才から25才まで   「青春」

②家住期・・25才から50歳まで 「朱夏」・・仕事、結婚、家庭

③林住期・・50才から75才まで 「白秋」・・仕事、家庭から卒業し、社会的活動を止め、人生を思索

④遊行期・・75才を過ぎたら   「玄冬」・・放浪する


●突然、百歳人生がやってきた

明治維新以来の脱亜入欧の国のあり方、西洋一辺倒あるいはアメリカ一辺倒のあり方を、見直すことが求められているような気がしてなりません。


●五十代の事はじめ

私は茨木さんが指摘するように、国に寄りかからないで、自分の感覚というか、勘をセンサーにして生きていく覚悟を決めました。


●六十代の再起動

自分のキャリアや功績、過去の栄光など、すべてをリセットすることが大切です。


●七十代の黄金期

新しいことにチャレンジする・・神社仏閣・寺巡り・・そこは古来、よい気が流れる、いやしろ地なのだから。


●八十代の自分ファースト

八十代を過ぎたら、自分の直感にしたがい、世間の思惑の中で行動しないようにつとめています。

死は孤独であり、単独死であり、本人だけの問題だということを、私たちは再認識しなければならない。


●九十代の妄想のすすめ

九十代に贈る杖のことば・・「君は至る所で死を待ち受けよ」


■あとがき

●ある年齢から、いまは余命をいきているという思いがあります。

●ただ、いつ、この命が消えても、それは天命だという気持ちになっているのです。

●たどり着いた結論は、今日の一日を生き抜く覚悟をすることでした。

●私が痛感するのは、自分が本当に自由で居心地のよい小さな場所を、毎日確保することができたらそれでいいということです。





小説家・随筆家 五木寛之氏

五木 寛之(いつき ひろゆき、1932年〈昭和7年〉9月30日 - )は、日本の小説家・随筆家。福岡県出身。旧姓は松延(まつのぶ)。日本芸術院会員。少年期に朝鮮半島から引揚げ、早稲田大学露文科中退。作詞家を経て『さらばモスクワ愚連隊』でデビュー。『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞受賞。反体制的な主人公の放浪的な生き方(デラシネ)や現代に生きる青年のニヒリズムを描いて、若者を中心に幅広い層にブームを巻き起こした。その後も『青春の門』をはじめベストセラーを多数発表。1990年代以降は『大河の一滴』など仏教、特に浄土思想に関心を寄せた著作も多い。



私の好きな作家の一人です。








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