2024年8月6日火曜日

発見された日本の風景展


高野光正コレクション

「発見された日本の風景展」を観に行ってきました。

高島屋ギャラリーです。


日本人画家が描いた明治の暮らし、西洋の画家が愛した日本の風景が展示されていました。

非常に良かったです。

特に、横浜で活躍した幻の画家笠木治郎吉氏の、濃厚な彩色、緻密な描き込みには驚かされました。

明治の暮らしにタイムスリップしたような感じです。



高野光正コレクション「発見された日本の風景展」入口


展示は「序章 明治洋画史を眺める」「第一章 明治の日本を行く」「第二章 人々の暮らしを見る」「第三章 花に満たされる」で構成されていました。


笠木治郎吉《花を持つ少女》 水彩紙


笠木治郎吉《漁網を編む男性》 水彩紙


渡辺豊洲 《途上の鳥居》水彩紙


チャールズ・エドウィン・フリップ 《戎座》 水彩紙


帰りに珍しい「日本のポスター」単行本を購入しました。

古いポスター好きな自分にはたまらない本ですね。

これからゆっくり味わいます。



「日本のポスター」単行本



展示会詳細(高島屋ギャラリーより転記)

高野光正コレクション 発見された日本の風景

日本人画家が描いた明治の暮らし、西洋の画家が愛した日本の風景


●貴重なコレクションで巡る、明治の日本。(文章転記)


日本の近代の始まりである「明治」。日本は西洋諸国からさまざまな文物や人々を迎え入れ、一大変革を経験しました。それは美術の世界においても例外ではなく、日本を訪れた外国人画家たちは、西洋とは異なる日本の文化や自然に興味を抱き、その様子を描きました。また日本人の画家たちは西洋人から学んだ新しい技法で、自分たちの国の風景や暮らしを描いたのです。これらの作品の多くは外国人に求められ海外に渡り、長年の間眠っていました。本展の出品作品はすべて、コレクターの高野光正氏が半生をかけて海外で収集し、日本へ里帰りを果たしたものです。この類を見ないコレクションには、今では失われてしまった明治の日本の貴重な姿が残されています。



●コレクターについて(文章転記)

高野光正氏は1939年、名古屋市生まれの実業家。父の時次氏は画家浅井忠の珠玉の水彩画73点を東京国立博物館へ一括寄贈したことで知られる。 光正氏はニューヨークのクリスティーズで鹿子木孟郎の「上野不忍池」を落札したことをきっかけに、日本人作家の情報を現地の知人から入手しつつ作品を蒐集。アメリカで該当作品が少なくなると舞台を英国に移して蒐集を続けた。現在約700点にのぼるコレクションはほぼ全てロンドンまたはアメリカで入手し日本への里帰りを果たした作品である。




●横浜で活躍した幻の画家J. Kasagiこと
笠木治郎吉(かさぎ じろきち)について(文章転記)

横浜で土産物の水彩画を描いていた笠木治郎吉は、これまでほとんど知られていない画家でしたが、本コレクションが公開されると強烈な個性が話題になりました。油彩と見間違う濃厚な彩色、緻密な描き込み、映画の一場面のようなドラマティックな表現にご注目ください。


笠木治郎吉《提灯屋の店先》



笠木治郎吉《花を持つ少女》 水彩紙





高野光正コレクション「発見された日本の風景展」



とにかく見ごたえ満載の展示会でした。









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